SCVMM 2012 の VM テンプレートで Windows Server 2008 R2 を展開し、ドメインへ自動参加させる。
VM テンプレートから Windows Server 2008 R2 を展開して、自動的にドメインへ参加させます。Unattend.xml の使用がカギとなります。
▽ Unattend.xml
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <unattend xmlns="urn:schemas-microsoft-com:unattend"> <settings pass="generalize"> <component name="Microsoft-Windows-Security-SPP" processorArchitecture="amd64" publicKeyToken="31bf3856ad364e35" language="neutral" versionScope="nonSxS" xmlns:wcm="http://schemas.microsoft.com/WMIConfig/2002/State" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"> <SkipRearm>1</SkipRearm> </component> </settings> <settings pass="specialize"> <component name="Microsoft-Windows-UnattendedJoin" processorArchitecture="amd64" publicKeyToken="31bf3856ad364e35" language="neutral" versionScope="nonSxS" xmlns:wcm="http://schemas.microsoft.com/WMIConfig/2002/State" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"> <Identification> <JoinDomain>domain</JoinDomain> <Credentials> <Domain>domain</Domain> <Username>administrator</Username> <Password>xxxxxxxxx</Password> </Credentials> </Identification> </component> </settings> <settings pass="oobeSystem"> <component name="Microsoft-Windows-Shell-Setup" processorArchitecture="amd64" publicKeyToken="31bf3856ad364e35" language="neutral" versionScope="nonSxS" xmlns:wcm="http://schemas.microsoft.com/WMIConfig/2002/State" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"> <UserAccounts> <AdministratorPassword> <Value>xxxxxxxxx</Value> <PlainText>true</PlainText> </AdministratorPassword> </UserAccounts> <TimeZone>Tokyo Standard Time</TimeZone> <OOBE> <HideEULAPage>true</HideEULAPage> <SkipUserOOBE>true</SkipUserOOBE> </OOBE> </component> <component name="Microsoft-Windows-International-Core" processorArchitecture="amd64" publicKeyToken="31bf3856ad364e35" language="neutral" versionScope="nonSxS" xmlns:wcm="http://schemas.microsoft.com/WMIConfig/2002/State" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"> <UserLocale>ja-JP</UserLocale> <SystemLocale>ja-JP</SystemLocale> <InputLocale>ja-JP</InputLocale> <UILanguageFallback>ja-JP</UILanguageFallback> <UILanguage>ja-JP</UILanguage> </component> </settings> <cpi:offlineImage cpi:source="" xmlns:cpi="urn:schemas-microsoft-com:cpi" /> </unattend>
上記の Unattend.xml を sysprep の際に読み込ませれば OK です。
コマンドラインから実行するには、
sysprep /oobe /generalize /shutdown /Unattend:Unattend.xml
これで出来上がった VHD を基にテンプレートを作成します。
ずっと、ドメインへの参加でハマっていましたが IP プールの作成と、sysprep する際にドメインへの参加用にカスタマイズした Unattend.xml を使用することでドメインへの参加に成功しました。
VM テンプレートを作成する際に、OS の構成部分でドメインへの参加設定を行います。今回はハードウェアの構成部分に関しては任意の設定で問題ありません。ドメイン名を入力し、ドメインへの参加資格情報を入力します。
次の SQL Server の構成は今回は無視します。
VM テンプレートから新しい仮想マシンを作成します。VM テンプレートを右クリックして、仮想マシンの作成を選択します。
仮想マシン作成のウィザードが起動する。最初の画面で適当に仮想マシンの名前を付けます。
次に、ハードウェアの構成の画面で、ネットワークアダプタの部分で静的 IP アドレスを選択しておきます。
仮想マシンをどこに展開するかの画面で、ホストに配置するを選択します。
ホストの選択画面で、配置するホストを選択する。より、評価の高いホストに配置するのがいいでしょう。
設定の構成画面で、仮想マシンの保存場所・OS 設定・ネットワーク・マシンリソースをそれぞれ設定します。
まず、仮想マシンの保存場所を選択します。
次はネットワークの設定を行います。使用するアドレスプールを選択する。
IPv4 が静的 IP / MAC アドレスも静的アドレスになっていることを確認します。
マシンリソースの画面で、VHD のソースと保存場所のパス・名前を設定します。
また、このバーチャルディスクを展開する方法で「仮想ハードディスクをネットワーク経由で転送する」を選択します。
VHD の保存先を選択します。
次に、プロパティの追加の画面で、仮想化サーバの起動時に行う動作で、任意の項目を選択します。
また、仮想化サーバの停止時に行う動作も同様に任意の項目を選択します。
サマリで設定の確認をします。問題が無ければ作成をクリックする。
仮想マシンの作成が始まった。
ジョブの確認画面。暫く待ちます。順調に進んでいます。
仮想マシンの作成が完了したら、起動させます。
出来上がった仮想マシンを右クリックして電源オンを選択します。
仮想マシンが起動したら、コンソールから接続してみます。
仮想マシンを右クリックして、[ 接続または表示 ] → [ コンソール経由で接続 ] を選択します。
ログオン画面が表示されました。ここで、ログオン先にドメインの名前がある事に注目します。
ログオンすると、サーバマネージャが起動するので、ドメインへの参加が行われているかを確認します。下記の画面では、きちんとドメインへ参加しているのがわかる。
最後に、コンピュータのプロパティでも確認しておきます。きちんとドメインへ参加しています。
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