System Center 2012 Virtual Machine Manager のサービスの展開で IIS を自動展開する。
今回は、SCVMM のロールと機能を使って、Windows Server 2008 R2 に IIS を自動的にサービスの展開をしてみたいと思います。これができると、一括で OS と WEB サーバの展開が出来るので、素早く環境を構築することが出来るので、非常に便利です。
まずは、IIS インストール用の VM テンプレートの作成から始めます。
ソースの選択で、ライブラリに保管された既存の VHD を使用するにチェックを入れます。sysprep 済みの VHD がライブラリにある場合は、これを選択します。
VM テンプレートソースの選択で、sysprep 済みで一般化された WS2008R2 の VHD があるので、そいつを選択します。
ソースを選択したら、次へをクリックします。
VM テンプレート ID でテンプレートの名前を付けます。ここでは Windows Server 2008 R2 with IIS と名付けました。
ハードウェアの構成画面では事前に作成してある、プロファイルを適用させましたので、ここは任意の設定をすれば OK です。
OS の構成画面。
ここは今回のキモになる部分です。「 ロールと機能 」でロールの箇所で、Web サーバ( IIS )にチェックを入れます。
次に、機能の箇所で、.NET Framework 3.5.1 Features にチェックを入れます。
最後にサマリの画面で設定の確認を行ったら、作成をクリックします。
これで、VM テンプレートは完成です。こいつをテンプレにして、サービスのテンプレートを作成します。
次はサービステンプレートの作成を行います。
今回は IIS サーバのみの展開なので、「 単一マシン 」を選択します。名前は IIS 展開と名付けました。
テンプレートデザイナーが開きますので、左ペインにある、先ほど作成した VM テンプレートをドラッグします。
マシン層の部分で右クリックからプロパティを選択します。
マシン層 1 のプロパティの OS の構成部分でロールが Web-WebServer、機能が .NET-Framewoek になっているのを確認して OK をクリックする。
テンプレートデザイナーに戻ったら左上にある「 保存と検証 」をクリックし、エラーがないかの確認を行います。
エラーが何もなければ、次はその隣にある 「 展開の構成 」をクリックします。
名前と場所の選択画面で、名前と場所の指定をします。名前は任意の名前で問題ありません。場所は「 すべてのホスト 」を選択します。
次に、サービスの展開のイメージが表示されます。
どのホストに配置するのか、サーバの名前などを変更できます。今回はホストの配置を変更するので、中央ペインの一番下の「 ホスト:選択 」をクリックします。
ホストの選択画面。
評価の星が多い方がより、安定したサーバとなります。変更する場合は、ここで任意のホストに変更します。
再度、テンプレートデザイナーに戻ります。
ホストの変更を反映させるために、左上にある、プレビューの更新をクリックします。
プレビューの更新が終わって、ホストが変わっていたら OK です。
ここから、いよいよサービスの展開を始めます。左上メニューにある「 サービスの展開 」をクリックします。
するとサービスの展開ダイアログが表示されるので、「 展開 」ボタンをクリックします。
ジョブが開始しました。うまくいくかドキドキでした。
とりあえず、順調に展開が進んでいるようです。
ジョブが完了し、展開が終了しました。
が、見ると失敗の文字が・・・またかよ、難しいなぁ。
とりあえず、仮想マシンは作成されているので、コンソール経由で接続することにしました。
サーバマネージャを見てみると、機能の追加の部分で IIS がインストールされていました。
何でか分からないですが、IIS がきちんとインストールされていました。
上記のエラーの内容を見る限り、ファイアウォール周りの問題らしいのですが、きちんと問題なく IIS の展開が終わっていました。
原因がよく分からないのですが、エラーコードで検索してみようと思います。
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