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Windows Server での仮想環境( Windows Server 2012 と SCVMM )での検証や勉強した事を書き綴る技術色の強いブログです。

Office Web Apps Server を構築して Share Point 2013 で使用できるように構成する方法 – その 2


前回の記事では、Office Web Apps Server を 動作させるために Office Web Apps Server ファームの構成を行いましたが、このままでは Share Point 2013 で Office Web Apps を使用する事はできません。 Share Point 2013 で動作させるために、Share Point 2013 をホストしているサーバの設定が必要になります。

  • 今回の構成では HTTP での接続を前提とした構成を行います。HTTPS での接続はサポートしていませんので、注意してください。
  • Share Point 2013 をホストしているサーバは Windows Server 2008 R2 Service Pack 1 ですので、それを前提に解説をします。

構成続けるには SharePoint 2013 管理シェルを管理者権限で起動する必要があります。
スタートメニューの Microsoft SharePoint 2013 Products → SharePoint 2013 管理シェルを管理者として実行します。

SharePoint 2013 管理シェル

SharePoint 2013 管理シェルが起動したら、Share Point 2013 と Office Web Apps Server の間のバインドを作成する必要があるので、以下のコマンドレットを実行します。

New-SPWOPIBinding -ServerName <WacServerName> -AllowHTTP

の部分は、Office Web Apps Server を実行しているサーバの FQDN 名になります。

コマンドレットを実行

Windows PowerShell にバインドの一覧が表示されます。

バインドの一覧

次に、SharePoint のバインドの Web アプリオープンプラットフォームインターフェイス( WOPI )ゾーンを表示します。
Office Web Apps Server はゾーンの概念を使用して、Share Point 2013 との通信に使用する URL とプロトコルを判断します。既定では、Share Point 2013 は internal-https ゾーンを使用しますので、次のコマンドを実行し、internal-https になっているかを確認します。

Get-SPWOPIZone

以上を実行すると、internal-https が返される。

internal-https が返される

次に、WOPI ゾーンを internal-http へ変更する必要があります。

Set-SPWOPIZone –zone “internal-http”

WOPI ゾーンを internal-http に変更

変更が完了したら Share Point 2013 で AllowOAuthOverHttp の設定を True に変更する必要があります。

(Get-SPSecurityTokenServiceConfig).AllowOAuthOverHttp

上記のコマンドレットを実行して、Flase が返された場合、以下のコマンドレットを実行して値を True に設定します。

$config = (Get-SPSecurityTokenServiceConfig)
$config.AllowOAuthOverHttp = $true
$config.Update()

上記のコマンドレットを実行し終えたら、再度、以下のコマンドレットを実行して AllowOAuthOverHttp が True に設定されているかを確認します。

(Get-SPSecurityTokenServiceConfig).AllowOAuthOverHttp

AllowOAuthOverHttp が True に設定されています。

AllowOAuthOverHttp が True

これで、Share Point 2013 で Office Web Apps Server を実行する構成が完了しました。
さっそく、Share Point 2013 へアクセスし、正しく動作しているかを確認します。

※ Share Point 2013 へ sharepoint\system のシステムアカウントでログオンしている場合、エラー表示となり、Office Web Apps を実行できませんので、別のアカウントでログオンする必要があります。

Share Point 2013 のドキュメントが保管されているサイトへ移動します。

ドキュメント

試しに、上記のファイルの一覧にある Power Point 2010 のファイルを開いてみます。

起動中。。。

無事に Power Point のファイルが開けました。

ファイルが開けました

続いて、Word のファイルも開いてみます。問題もなく、起動してファイルを参照できます。

Word

次に、新しい Office のドキュメントを作成してみたいと思います。

ドキュメントを作成

新しいファイルの作成で Excel ブックを選択してみます。

Excel のブックを選択

ファイル名を指定します。

ファイル名を指定する

問題なく、Excel ブックのドキュメントを作成することができました。動作も軽く、通常の Excel を操作しているのと全く変わりありません。

ドキュメントを作成した

これで、Office Web Apps を Share Point 2013 で使用する設定が完了しました。
構成自体、Power Shell を多用する事から、慣れていない方は多少、戸惑うことも多いかもしれませんが、それほど難しいことでありません。わからなければ、Microsoft のドキュメントを参照すれば問題はないかと思います。

むしろ、Share Point 2013 と Office Web Apps Server を稼働させるためには結構なメモリの容量が求められるので、そちらの方が敷居が高いかもしれません。ちなみに、Share Point 2013 を実行している仮想サーバに割り当てているメモリは 12 GB で、Office Web Apps Server の方は 6 GB を割り当てています。メモリと CPU のスペックがそれなりに必要になるのがネックかもしれませんが、それさえクリアして、構築できれば非常に便利です。


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