ソフマップ・ドットコム

Windows Server での仮想環境( Windows Server 2012 と SCVMM )での検証や勉強した事を書き綴る技術色の強いブログです。

フェールオーバークラスター環境下での Hyper-V レプリケーション – レプリカブローカー構成編


Hyper-V レプリケーションは Windows Server 2012 正確には Hyper-V 3.0 から標準で搭載されている機能で、Hyper-V 上で稼働する仮想マシンのレプリカを指定したレプリカサーバへと複製を行う機能のことです。

Hyper-V レプリケーションのアーキテクチャ
※画像は computerworld 様から拝借。

この機能を常に活用することで、例えば、東京の本社で災害時や様々な障害が発生した場合、支社の大阪にあるレプリカサーバへレプリカとして保存している仮想マシンを稼働させることで、ビジネスの機能を失う事なく、様々なシステムやサーバを支社で稼働させることが可能となりました。

レプリケーションを実現するには少々面倒な設定が必要になりますので、この記事を含めて 4 回にわたり、解説していきたいと思います。
今回はフェールオーバークラスター環境下での Hyper-V レプリケーション環境の実装ですので、クラスター化された Hyper-V が必要になります。Hyper-V クラスタ環境のない方は、この記事を参考に、Hyper-V クラスタを構成してください。

■ レプリカを格納するディスクの追加。

記憶域の箇所でディスクの追加をクリックします。

Hyper-V クラスタにディスクを追加

追加するディスクの一覧が表示されますので、追加するディスクにチェックを入れます。

追加するディスクを選択

これで、ディスクの追加は完了です。ディスクがオンラインになっているのを確認すれば OK です。

オンラインになっているのを確認

■ Hyper-V レプリカブローカーの構成。

それでは、本題に移ります。まず、フェールオーバークラスター環境下で Hyper-V レプリケーションを実現するには、Hyper-V クラスタに Hyper-V レプリカブローカーの役割を追加してやる必要があります。
フェールオーバークラスターマネージャーの左メニューにある、役割を右クリックし、役割の構成をクリックします。

役割の構成を選択

高可用性ウィザードの初期画面が起動するので、次へをクリックします。
役割の選択の画面で、Hyper-v レプリカブローカーを選択して、次へをクリックします。

Hyper-V レプリカブローカーを選択

クライアントのアクセスポイントを作成します。名前と、IP アドレスを入力します。
特に名前は、Hyper-V レプリケーションを行う際に重要な役割を担っていますので忘れないようにしてください。

アクセスポイントの設定

Hyper-V レプリカブローカの追加が完了しました。
ネットワーク名・OU・IP アドレスを確認して完了ボタンをクリックします。

Hyper-V レプリカブローカーの確認画面

完了後、役割の画面で、さっき名付けた Hyper-V レプリカブローカーのネットワーク名を右クリックして「 記憶域の追加 」をクリックします。

記憶域の追加を選択

追加するディスクの一覧が表示されるので、任意のディスクを選択します。

追加するディスクを選択

ディスクの追加が完了したら、Hyper-V レプリカブローカーを右クリックして「 レプリケーション設定 」をクリックします。

レプリケーション設定をクリック

Hyper-V レプリカブローカーの構成のウインドウが表示されますので以下の様に設定を行います。

  • 「 レプリカサーバとしてこのクラスターを有効にする 」にチェックを入れます。
  • 認証とポートの箇所で、Kerberos 認証を使用するにチェックを入れます。
  • 承認と記憶域の箇所で「 認証する全てのレプリカサーバからのレプリケーションを許可する 」にチェックを入れます。
  • レプリカファイルを格納する既定の場所の指定で、先ほど追加したディスクのネットワークパスを入力します。

設定が終わったら、一番下の適用ボタンをクリックします。

Hyper-V レプリカブローカーの構成画面

これで、Hyper-V レプリカブローカーの構成は完了しました。
次は レプリケーションを Windows のファイアウォールで許可する必要がありますので、以下で設定の方法を解説します。

■ Windows ファイアウォールの設定。

Hyper-V レプリカブローカーの構成を終え、適用をクリックすると、以下のようなダイアログが表示されます。
クラスターを構成するノードの Windows ファイアウォールを Hyper-V レプリケーション用に構成する必要があります。

ファイアウォールの設定を促すダイアログ

コントロールパネルから、Windows ファイアウォールを起動して「 Hyper-V レプリカ HTTP リスナー( TCP / IP 受信 ) 」を有効にします。

Hyper-V レプリケーションで使用するポートを開放する。

ポートの開放の設定が完了したら、Hyper-V レプリカブローカーの構成は完了です。
構成が完了した Hyper-V レプリカブローカーのリソース画面。

Hyper-V レプリカブローカーの構成

次の回ではフェールオーバークラスター環境下での Hyper-V レプリケーション – レプレケーションの実行編を解説します。

一応、以下のような構成で、Hyper-V レプリケーションの解説を行っていくつもりです。

[ 第 01 回 ] フェールオーバークラスター環境下での Hyper-V レプリケーション – レプリカブローカー構成編
[ 第 02 回 ] フェールオーバークラスター環境下での Hyper-V レプリケーション – レプリケーションの実行編
[ 第 03 回 ] フェールオーバークラスター環境下での Hyper-V レプリケーション – レプリケーションと計画フェールオーバー編
[ 第 04 回 ] フェールオーバークラスター環境下での Hyper-V レプリケーション – フェールオーバーとリバースレプリケーション編


, ,


Facebook ページへの「いいね!」もお願いします。 Facebook ページで最新記事のお知らせと、外部サイトの紹介を行っています。
是非「いいね!」をしていただき、最新の情報を Facebook で受け取ってください。



Comments are currently closed.